手の内強化 トレーニング 剣道強豪選手量産プログラム 所正孝 部活で勝つ練習・指導法

手の内強化のトレーニング

手の内強化のトレーニングを行っていますか?
剣道の手の内とは、簡単に言えば竹刀の握り方で、打突したり応じたりする際の両手の力の入れ方や、緩め方などを総合したものです。

 

 

その為、手の内を強化し、柔らかく利かせることが出来るようになれば、打突に冴えが出てきますし、竹刀の振りが速くなることで、相手の技より先に決めることが出来ます。
ですが、剣道を始めたばかりの初心者は特に、「バシッ」というような音がする相手に必要以上に痛みを伴う押し切りのような打突になってしまいがちです。

 

 

このようになると、試合で1本になりにくいばかりか、相手より速く技を決めることが出来ません。
そうではなく、「パンッ」というような音がする、冴えのあるスピーディな打突をする必要があります。

 

 

そこで、面の高さで竹刀を小刻みに打突する練習をやってみましょう。
これは竹刀打ちになりますが、受ける側は額もしくは目線の高さに竹刀を横にして持ち、打突した時に剣先が面の高さになるようにします。

 

 

打つ側も、必要以上に拳を高くあげず、胸の前にして正しい面打ちの姿勢で行います。
また、この練習は手の内の強化が目的なので、竹刀を振り下ろすというようなイメージで行うのではありません。

 

 

正しい面を打つ高さに調整したら、拳はそのままの位置において、必要以上に力を入れず、手の内を利かせて柔らかく、素早く小刻みに打突するように心掛けて行うことがポイントです。

 

 

目安としては、1秒間に5回くらい打つ感じで行い、その際は息を止めて連続して打突しましょう。
20回行うなら、ほんの数秒で終わるようなスピードで打つようになり、ここでも大切なのは今まで何度も出てきた「リズム」に合わせて行うことです。

 

 

そすることでより習得も早く、確実に身に付いてくる筈です。
手の内を強化し、竹刀を早く振れるようになる非常に効果があるトレーニングなので、ぜひ普段の部活などの練習に取り入れてみましょう。

 

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