自分の打ち間を理解して打つ!基本打突を生かす意識するポイント
剣道において自分の打ち間を理解していますか?試合に勝つ為には、自分の打ち間を早くつくらないといけません。
そのためには足の使い方が最重要項目。そもそも人によって手の長さも違えば足の長さも違います。体格や脚力の違いによって間合も異なってくるのは当然です。
にも関わらず、剣道の基本打ちを行う場合、自分の間合いを考慮せずに打つことだけを流れ作業のように稽古をしている場合があります。
自分の打ち間を理解するうえで大切になるのが、自分が足を継がないで打てるギリギリのところはどこなのか知っておくこと。
また、自分より身長がある大きな人と対戦する場合はここ、自分より小さな相手と戦う場合はもう少し遠くて大丈夫という距離を把握しておくことが大切です。
その次に自分も相手も届かない安全な間合いがあり、そこからは素早く自分の打ち間に入らなければなりません。それには入りの速さを練習する必要がある。
あるいは安全な間合いからそのまま入れば相手も反応しますので、そうさせないために相手の剣先を殺して打ち間に入っていくなどの工夫が必要です。言わばこれが基本打突を生かすための意識するポイント。
自分が打ち間に入った瞬間に相手が退けば、1・2で詰めて3で打つ。相手がかなり退いたときには、継ぎ足を使い1・2・3で詰めて4で面を打つ。
剣道の基本の面打ちには、足を継ぐ場合と継がない場合がありますが、試合では自分の打ち間を理解して打つようにする。
攻めが利いていて跳躍力があれば足を継がずに打てば良いですが、攻めを十分に利かせられなければ、一歩踏み込んで攻めを利かせ、相手を後退させたり、相手に狙わせて打ちとることもできるでしょう。
基本的には、足を継がずに打てるほうが有利です。運動能力が高く、跳躍力のある高校生ならそれだけ打つ機会を素早く捉えて打ち込むことができるからです。
若さとスピードは高校剣道の特徴ともいえ、足を継がないほうが有利ではあります。しかし、それだけに頼っていては同等レベル以上の相手に勝つことは難しい…。そこでものをいうのが攻めの工夫。
剣道の攻めは、一本を取り試合に勝つためのプロセスですが、単純なパターン練習のような一辺倒の方法では身につきません。
高校では相手を攻めきって相手を動かし技を出さなければ試合では勝てません。立ち会いの間合いから打つ機会をいち早く捉えるために重要となるのは足の使い方。
これが身についていれば、自分の打ち間を早くつくれ試合開始からどんどん攻められ有利に試合が運べるようになれます。