剣道の攻め方
剣道の攻め方は一朝一夕に身につくものではありません。
そして、攻めというのは、1本を決めるための過程になりますが、単純なパターン練習のような通り一遍のやり方では剣道の攻めは身につきません。
ただ、小学生や中学生はパターンの練習も必要になるこもありますが、高校でやるべきことではないでしょう。
特に高校生は運動能力が高くスピードがあるのが特徴ともいえ、跳躍力がある選手になればそれだけ素早く相手に打ち込むことが出来ます。
ですが、それに頼ってばかりいては、自分と同等以上の選手に勝つことは出来ません。
自分の得意なパターンや得意技は持っことも必要ですが、それが通用しない相手もいるでしょう。
そんな時にものをいうのが攻めを工夫することです。高校では小中学生の頃とは違い、攻防の中で相手を攻め切って動かし技を出していかないと、レベルが上がってくるにしたがって勝てなくなります。
当然、相手によって攻め方は違ってくるので、自分の攻めのパターンが通じない相手も出てきます。
ですから、本来は小学生や中学生の練習でも、しっかり攻めて打突の好機をとらえて打つことをさせる指導が大切です。
そうすれば、おのずと攻めというものがわかってきます。
攻めは闇雲に打ち込んでいくのではなく、技術に基づいて剣先の威力だったり、気力で相手を圧倒して居つかせたり、退かせたりして相手の体勢を崩すことが攻めになるかと思います。
そして、高校生の時から攻めを考えて練習する選手はそれだけ強くなるでしょう。
強豪校と言われる高校は、独自の稽古法や指導法によって生徒の能力を開発し、高めることで一流選手に育てており、優勝を狙えるトップレベルのチームというのは、基本の練習やトレーニングも中身が濃く、攻めというものをしっかり理解しています。
剣道の攻めというものがわからないという選手は、強豪がどのような取り組みをして熾烈な戦いを制しているのか?一度参考にしてみて下さい。